[富山] メタンハイドレートの採掘調査
2013-02-25


メタンハイドレートと呼ばれる物質が, 海底にあるようです。[1]
[1]によると, 分子式[2]がCH4〓5.75H2Oなのだそうです。
水分子がつくる立体構造の隙間に, メタン分子が入り込んでいる,
そういう状態のようです。
[2]の説明では, オングストロームなる単位で説明していて,
今時この単位を使うのは, どのような分野なのかと思いました(^^;。
高圧低温で固体になっているので,
海底からそのまま引き上げたら,
ただの水と, 気体のメタンになるのでしょう。
天然ガスと同じことになります。
ということで, 天然ガスと同様な,
燃焼できる資源ということになるようです。
天然ガスと違って,
海底から高圧を維持して地上へ持ってくる必要がある,
ということだと想像します。[3]

 資源の開発は, 否定しないのですが,
そろそろ, 地球の資源を食べ尽くすような技術よりも,
そうではない技術, あるいは,
資源を食べ尽くさない生き方を目指す,
そう言う方向へは行けないのかなあと思います。
このような事を書くと, 電気がない世界に生きるのか,
と言われそうですが,
水力発電所や地力発電所で賄える程度の電力消費で,
心身が快適に感じられる生き方があっても良いはずです。
電力の大消費を前提にするから,
資源を自前で持とうとするから,
原子力発電なる, 愚かな選択をしてしまったのですから,
反省して, そうではない生き方を目指したいです。
その手始めで, 農業中心の生き方をして,
僅か半年で, 挫折していますが(^^;。

 で, 日本の日本海側では, 来年度(2013年度)に,
富山湾沖を含む地域で, 国が調査し始めるのだそうです。[4]
どうやら, 富山県が国に対して, 調査を要望したようです。
> 県は昨年(2012年)6月,
> 日本海側での調査を初めて国に要望。
> 昨年9月には富山を含めた日本海沿岸の10府県が
> 「エネルギーの安定供給や,
> 産業・経済の活性化に期待できる」として,
> 国に調査を求める連合組織を立ち上げるなどした。
とあります。
産業・経済が活性化する, とあるのですが,
これはどんな物なのでしょうかね?
電気代が下がれば,
商品の価格が下がって,
(多分国外に)物を売って, 競争に勝てる,
ということなのでしょうか?
私は経済学はさっぱり分からないので,
上に書いたことは, 全くおかしいことかもしれませんが,
では, どのような事を期待できるのかなあと思うのです。
もしかしたら, メタンハイドレートを掘ることで,
地球表面の力関係を崩して, 地震が起こったり,
環境汚染が起こるのではないかと, そちらの方が心配です。
地上でやるべきことはまだまだあるでしょうから。
例えば, 瓦礫処理物を含む, 不燃ごみの埋め立ては,
まずくないですか?
原子力発電所運転で生成した放射性廃棄物は,
どうするのですか?
これらの処理に, どうしてもエネルギーが必要だとしたなら,
最小限の量のメタンハイドレートを掘るのも,
やむを得ないのかも知れませんが,
でも, 海底に迄手を出すのは, 私は良くないと思うのです。
そもそも, 石油が無くなったら,
衣服や包装, 装飾ほかで見られる化学製品が,
安価で大量に作れなくなるんですが,
メタンハイドレートでは, 解決できないです
(C1化学が発達したら, 変わってくるのかも知れませんが...)。
意味がないといわれるかも知れませんが,
私は, 資源をなるべく使わない生き方をしていくつもりです。

[1] [URL]
[2] これは分子式ではなく, 組成式なのだと思いますが...
[3] [URL]
[4] [URL]
[富山]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット