[富山街中] 街中で落書きした容疑者が逮捕されたのですが, 逮捕のきっかけは, twitterでのハンドル?のようです。
2014-10-11


富山街中や, 富山駅周辺で,
ペンキで落書きがいくつかされて,
市民を告発する, あの富山市長[1]が
落書きした犯人の早期逮捕を求める告発状を提出し[2]
(警察は受理)した, 落書き事件です。
その容疑者が, 捕まったとのことです。[3]

 [3]を読むと, チューリップテレビでは,

> 現場周辺の防犯カメラには,
> XX(実名は伏せます)容疑者が落書きをする姿などが映っていて,
> 警察はその映像をもとに聞き込みを行い、身元を割り出しました。[4]

となっていて, 北日本放送, 富山テレビ配信記事も同様です。
実は, これを読んで???と思っておりました。
顔が分かったとして, それが誰なのかをどうやって調べるのだろう?
過去に逮捕ほかで, 警察に人物データベースのようなものがあって,
そこに登録されてしまっているのであれば,
そこから分かるのでしょうが,
顔からでは, そこまで分かるものだろうか,
データベース登録前歴がなかったとしたら,
照合するデータさえありません。
あの富山県警察が, そんなすごい捜査才能を持っているのか?
否, 持っていたとしたら恐ろしいことだ, と思っておりました。

 で, 今日('14/10/11)になって,
読売新聞のウェブ配信[5]によると, この容疑者は,

> インターネットの簡易投稿サイト「ツイッター」で,
> 落書きされた文字の一つ「TOYSTORY」を名乗って投稿していたことが
> 10日, 捜査関係者への取材で分かった。

とあります。これは, 読売新聞社が警察へ問い合わせて分かった,
と言う理解でよいのだと思います。
つまり, twitterで, 落書き時に書かれていた文字をハンドルにして,
発言していた, ということのようです。
私はtwitter登録をしていないので,
twitterがらみのことは全然分かりませんが,
恐らくは発言者の発言端末や個人記録から,
容疑者に辿れたのだろうと想像します。
これを読んで, 実は少しほっとしました。
富山県警察の,
すごい(つまり, 恐ろしい)犯罪捜査能力が否定されたからです。
あるいは, 実は富山県警察は,
そのような恐ろしい犯罪捜査能力を持っているけれど,
持っていることがばれるといけないので,
このtwitterの書き込みを利用したか,
あるいは, 警察がtwitter書き込みを捏造したか...。
私は, 富山県警察がそれ位のことはする組織である, という認識でおります。

 それにしても, ウェブ配信記事の情報が正しいのなら, 容疑者は,

> 「描いたマークは戦争反対を意味していて, 自分の主張を訴えたかった」

とあるのですが, これは嘘なのでしょうね。
富山県警察の嘘か, 報道機関の嘘か,
その他の可能性か, いずれなのかは, 判断しようがありません。
この読売新聞の報道が正しければ, この容疑者は,
自分のtwitter(他のオンライン掲示板でもでしょうか?)での名前を
書いたに過ぎないわけです。

この容疑者が犯人であるのなら,
この容疑者が謝罪し, 落書きを消し, 罰を受けることを願います。

 戦争反対を訴えたいのなら, それは良いことです
(訴えるよりも, 戦争に荷担する人を応援しないという行動を勧めます。)。
しかし, かといって, 他人の所有物への落書きはいけません。
戦争する人と同じように, 第3者の権利を侵害しています。
罰を受けたら, 2度とそのようなことはしないで下さい。
落書きはそもそもいけないことですし,
落書きでは世の中を変えることはできないと理解できたことでしょう。
別な行動をとられることを願います。 

[1] たとえば, [URL]
[2] [URL]
[3]
チューリップテレビ
[URL]
北日本放送

続きを読む

[富山街中]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット